しわインタビュー

グラフィックデザイナー よしだつとむさん

山と繋がるような開放的な家を、お金をかけずにセンスよくDIYするくらし

グラフィックデザイナー よしだつとむさん

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広い空と、広い大地の隙間で、心が開放されていくような場所

紫波中央駅から離れ、心地よく続く田んぼと、広い空の間を車で走ります。
窓を開けると山の匂い。稲が風になびく音が潮のように不規則に聞こえてくると、ゆっくり肩の力が抜けていくようです。
紫波の、忙しない心とは縁遠い、深呼吸したくなるような空気感はなんとも言えません。
そんな気持ちのいい景色と調和しつつ、しかしおしゃれな風格が光る一軒のお宅が、今日の訪問先です。

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すでにあるものに合わせるのではない、自分らしい暮らしをする人

誰かが作ったすでに出来上がったような環境の中に住むのもいいですが、紫波には自分らしい生活を、のんびり作っていくことができるのではないかという予感があります。
まさにそれを実践してらっしゃる方のお一人で、企業オリジナルブランドの商品や、オリジナルグッズ製作販売をしている「マルツ工房」グラフィックデザイナーのよしだつとむさんの仕事場兼ご自宅にお邪魔しました!最近では県の地産地消を盛り上げる啓発ポスターも手がけています。
また鉄瓶や岩手山など、岩手モチーフのイラストは、まちなかでもよく目するので、ご存じの方も多いかもしれないですね。

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山と大地とつながる家

田んぼに囲まれた木造平屋。四方に広い開口部があり、まるで庭やその先の田んぼ、もっと先の山とまでつながっていきそうな開放感です。
窓を開け放すとカエルが入ってきて、寝てる時に顔にくっつくこともあるとか。完全に自然にとけ込んでいます。
庭には小さな菜園があり、薪ストーブ用に薪割りをしたり、そのままミントティーになるミントを育てたり、早朝に起きて庭いじりをするのが楽しいそう。
引っ越してきた頃はガラス瓶やビニールなどいろんなものが埋まっていた庭だったそうですが、少しづつ手を入れて使えるようにしてきました。

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リノベーションは難しいことではなく、お金をかけなくても豊かな生活ができると表現したい

内装もよしださんのセンス炸裂。リノベーションといってもDIY。変化し続けているおうちは、まだまだ進化の途中です。
ほとんどが譲ってもらったり、安く買ったりしたものでできていて、お友達に手伝ってもらいながら作っています。
薪ストーブも自分で設置。古い建物ながら、このストーブのお陰で、冬場もぽっかぽかに過ごせます。
お金をかけなくても豊かな生活ができることを表現したいそうで、すこしづつ家具を集め、試行錯誤しながら作っている話は、聞いているだけでこちらも楽しくなってきます。旅もお好きだそうで、世界中で集めたものが所狭しと飾られていました。

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紫波はとにかく人がいい!

紫波に移住してきたよしださんは、とにかくまずまちの人の良さに感動したそう。
近所で農薬をまくことがあれば手作りのお餅をもってあいさつに来てくれたり、
こまったときには必ず手を差し伸べてくれる、ゆるくて、あくせくしていない、優しい人ばかり。
近隣の家同士がある程度離れて建っているのも、自分の距離感を守れてここちよく生活できるいいところ。

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初めてイラストを描いた時、自分の天職がわかった

自分のすべきことを探して世界中を旅してきたよしださん。
あるとき、子供の頃から好きだったことは何かと聞かれ、デザインすることだったと思い出します。
とりあえず何か描いてみようと、iMacに向かい初めて描いたのが岩手の鉄瓶。
この時生まれて始めて徹夜して仕上げたそうですが、そのとき雷に打たれたように自分の仕事はこれだと感じ、地に足がついた気がしたそうです。
人生ってすごいですね!そうして生まれたイラストたちが、いまでは岩手のメインアイコンになっています。

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マルツ工房

グラフィックデザイナー よしだつとむさん
企業オリジナルブランドの商品や、オリジナルグッズ製作販売をしています。

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